It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

「予想GUY」の歴史はずいぶんと古い!?

一昨日はハロウィンでした。
しばらくの間、日本ではあんまし馴染みのない風習で、タケカワユキヒデ師がソロ曲の歌詞に使ったりしても、ピンと来るものがなく、残念なことにヒットはしなかったりしてましたが、近年にわかに浸透して来ましたね、ハロウィン。
各地でお祭もあったようですし、いったい何がきっかけだったんでしょうか?


ともかく、ハロウィンは今や、おそらく英国より日本の方が根付いちゃってる現実があると思われます。
ハロウィンはアメリカ合衆国の風習で、英国では今月5日の"Guy Fawkes Day"の方が盛大です。


このお祭は、1605年、Guy Fawkesというカトリック信者の英国人が国会議事堂爆破を試み、ジェイムズ1世を暗殺しようとしてかなわず処刑された事件(火薬陰謀事件)に端を発します。
11月5日になると英国の子どもたちはGuy人形をこさえて通りに置き、通りすがる大人たちに向かって
"A penny for the Guy" (ガイのために1ペニーを)
と呼びかけます。
ハロウィンで言う"Trick or treat"(ごちそうくれなきゃ、いたずらするぞ)に相当しますね。
で、夜になると大かがり火(bonfire)を焚いてGuy人形を焼き捨て、祭が終了します。


ところで、このお祭の元となったGuy Fawkesという人物。この人のファーストネームこそが、後に「ヤツ」を表す一般名詞"guy"となりました。
ですから〓SoftBankのCFでおなじみの「予想GUY」は、17世紀初頭のGuy Fawkes氏から流れを汲むわけですよ。
歴史ありますなぁ……。
#それこそ、「予想GUYデース」て言われそうですけどね。(^^;


あと、夜に焚くbonfire。
これは、死者を呼び戻してお迎えする意味もあるとか聞いたのですが、そうすると何か、「お盆」と似てますね。
"bonfire"と「お盆」。
音まで似てるし……。


しかしこれは、単なる偶然のようです。
"bonfire"の"bon"はサンスクリット語ではなく英語の"bone"だそうで。


でも、全てが仮説と言って良いのが語源の世界ですから、案外"bonfire"と「お盆」とがつながる証拠が出る可能性だって捨て切れません。
我々取材班は、FBI超能力捜査官らの手も借りて、今後も調査を続行する。


真相が判明し次第、続報をお送りする!