教育産業にはよくあるハナシ
あの悪名高かりし英会話スクールNOVAを引き継いで、今度は清廉潔白というイメージで来たジー・コミュニケーションが、このほど所得隠しで国税局から指摘を受けました。
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20090803-570-OYT1T00037
本社が5億円、関連会社が計15億円の所得を隠していたようですが、新生NOVAに期待を寄せていた生徒さんらには
て感じかも知れませんね。
でも、教育産業にはよくある話です。
私が前に講師として勤めた予備校は、非常に手狭な零細予備校だったため、塾長の愛読書が講師室の書棚に置いてあったんですが、その最上段にはこんな本が並んでいました:
『脱税という手口』
『脱税ABC』
『どこの会社もやっている!! 脱税の実態』
『知らないと大損! 脱税・節税』
等々……
普通は社長室などに置かれていて講師・生徒らの目には触れませんが、多くの教育産業ではトップがこんな本で勉強してるんでしょうな。
ちなみに前出の予備校、給料不払いをしたため私は労基署に訴え、指導を行ってもらいました。
給料は、しぶしぶ(笑)払ってもらえましたが、なんとその後で某大手経済紙に写真付きで載り、絶賛記事書いてもらっていましたね。
私は「ウケるなぁ……(笑)」と思いつつ拝読しましたが、違法行為が大ごとに発展するまでは、経済紙が絶賛し、犯罪発覚後は突然、悪徳企業扱いとなる、ってパターンは、これまた毎度のパターンですね。
あと、教育産業でなくとも、悪名高かった会社を吸収する会社も遠からず犯罪で潰れる、というのも法則化して良いように思われます。
例は、クリスタルを買収したグッドウィルグループ(どちらも当時)とか。
折口さんは「何故あんな数々の違法行為で有名なクリスタルを自社のグループ内に?」との質問を経済誌から受けて、「クリスタルは確かに悪い会社。しかしグッドウィルは良い会社です。悪かった会社も良い会社に入れば、良くなる。」という意味のコメントを述べていました。
しかし結果は……
どっちもどっち、でした。(^^;