It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

これからの出版社の話をしよう

皆さん本屋さんへ行くと、なんだか似たような書名の本が並んでるなと思われませんか?
最近では「これからの〜の話をしよう」てのが流行みたいですね。あと「もし〜が……たら」。
後者は言うまでもなく「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」から来るものですが、一個当たると、そっくりなタイトルの本がわんさか出て来るのですよね。
かつては「〜の品格」ていうのもありました。「今なぜ〜か」ていうのもずいぶん出ましたね。「〜力」という本も多かったと思います。


私がボツになる運命の原稿を持って出版社を渡り歩いた経験によりますと、例外なくどこの出版社でも、「タイトルはうちで付ける」とおっしゃいます。
書名は本の顔ですから、売上に直結します。出版社がそれに強くこだわるのはもっともなことでしょう。しかし、その結果付けられる書名が流行のワンパターンでは……。


著者ごときには死んでも付けさせないというほどのこだわりを持つのでしたら、オリジナリティ溢れる、新たな流行を生み出すような書名を付けられたらいいのにと思うのですが。