とうとうやってしまったか……NTT docomo
ご案内の通り、NTT docomoのスマートフォンで不具合が発生しました。送信者のメールアドレスが勝手に別人のものに入れ替わり、それに返信した人はその別人へとメールを出してしまうという事象で、これにより何万人のユーザーが絶叫し、家庭崩壊したか知れません。まさに未曾有の大災害であります。
しかしこの大災害、実は氷山の一角でありまして。
今回の事象はスマートフォンでもiモードメールが使える「spモードメール」にて起こりましたが、アプリックスという会社が作っているこのメールアプリ、これまで散々な現象によりユーザーを苦しめて来ました。例えば、
◇メールが送れない受け取れない
◇フリーズする
◇アプリが大容量で端末を占拠する
等々……。
8月16日には極秘裏に(ニュースにはならずに)全国規模で障害が発生。spモードの通信が落ちるという事象が発生。先日はとうとうdocomoがアプリの不具合を認め、アップデートを発表しました:
> ドコモの「spモードメール」に不具合、12月中旬に更新
> http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111201_494830.html
>
> NTTドコモは、スマートフォンでiモードメールアドレスが利用できる「spモードメール」のアプリについて、複数の不具合があることを明らかにした。
> 12月中旬を目処に不具合を解消する、アップデータを提供する。
>
> 同社によれば、11月18日より提供している「Ver.5200」において、
>「メールアプリ起動時に画面が黒くなる」
>「メール作成・返信時に強制終了する」
>「メール作成画面の電話帳ボタンを押すと強制終了する」
>「メール一覧画面において電話帳の登録名で表示されない」
>「メール受信時刻が24時間表記となる」
> という事象が確認されている。
これら事象に対してユーザーからは、「ガンジーでも殴るレベル」、「怪しいアプリ SPモードメールさん」などの声が聞かれました。
spモードメールは、初めっから大変なシロモノだったわけです。何故、今回のだけニュースで取り上げられたのかは謎。
docomoでは過剰な通信にサーバが対応しきれなくなったため、と発表していますが、業界3位でスマートフォンユーザーが少ないdocomoでそれほどの過剰な通信が行われたというのは素人にも解せない話です。理系の事情通らによれば、これはやはりアプリに問題があるとも言われています。その方が納得は行きます。
しかし最近のdocomo。スマートフォン一本路線に舵を切って以降、ガラケーの方でもお粗末が起こっておりまして、去る12月12日にはiコンシェルというサービスで台風情報と関東大地震の速報が立て続けに届きました。ちょうど帰宅の途に就くところだった私は、「え!?明日は交通の混乱に注意って、いま台風来てたの!!?」と思った直後、またバイブが震えて着信。今度は「関東地方で大きな揺れ」の速報。全く目を白黒させましたよ。(よーく見たら両方とも何ヶ月も前の配信記事でした。)
こんなだから、スマートフォンが駄目だと言ってもdocomoユーザーには帰る場所がない。
ここはユーザーが多くても安定したサービスを続けている〓Softbankかau by KDDIに引っ越す他ないかも知れないですね。
あーこりゃこりゃ。