上島内閣による非正社員への厚生年金適用拡大は「いつか来た道」

久方ぶりに「朝日『声』ボツネタ」です。

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　非正社員に対する厚生年金の適用拡大案が野田政権により決定されました。私は一人の非正社員として、これを全く歓迎しません。
　０７年、非正社員を雇用する企業への努力義務が多数課された改正パートタイム労働法が可決された際、私が準社員として勤務していた２社１学校法人は相次いで私を個人事業主であると通告して来ました。そうしてしまえば職場は厳格化されたパートタイム労働法から逃れられる上、雇用保険まで浮く計算になるのです。しかも労働法が無関係になりますので休息時間や休日を与えずに働かすことさえ可能となります。改正パートタイム労働法は「非正社員いじめ」に他なりませんでした。私は今回の厚生年金適用拡大が実施された場合にも同様の事態が発生すると見ています。さらに今回のケースでは厚生年金加入の条件から外すため非正社員を増やして一人当たりの労働時間を減らす対処もあり得ます。実際、経済紙には企業側からの立場でそのような対処案が書かれてありました。
　国の懐事情や大企業のためばかりではなく、非正社員の立場を考えた労働環境改善を強く求めます。
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