みのさんに朗読して差し上げたい言葉

その後、文字通り足を棒にして歩いた挙げ句、雨宮処凛、萱野稔人両先生の対談書『「生きづらさ」について』（光文社新書）が手に入りました。
何につけてもドジでノロマな松本千明な私は当然のこと文字読むのも異常に遅いもので、まだ半分しか読めていませんが、期待通り大変面白い本です。

雨宮先生によれば右翼と左翼の何が違うかは「憲法」「天皇」そして「ファッション」だそうで、同先生ご自身は「ミニスカ右翼からゴスロリ左翼」になったと言われているらしいです。（笑）
これで行くと私は左翼かな？(^^;

で、萱野先生のお言葉の中に、みのさんの前に立って朗読して差し上げたいくだりがありました：

「道徳的に、たとえば『フリーターは怠けているから自己責任だ』とか『がんばれば何とか道は開けるんだ』とかいっても仕方ないですよね。」

みのもんた氏に謹んでお贈りしたいと存じます。

ＰＳ：これは脚本家が書いたものでしょうから、みのさんに責任はないですが、家の宣伝で、家建てたお父さんにみのさんが、「大変でしょう？頑張って残業代稼がなくっちゃなんじゃない？」とか言うのがありますけど、これも認識が昭和ですよねー。残業代なんか出ないっつうの。（それどころか私がかつて仕事道具隠されてクビになった会社では「みなしトイレ休憩」てのが導入されて、皆一律、トイレ行く分の給料が天引きされ出したそうですよ。前は定時でタイムカード押して、そっから深夜２時、３時まで残業て程度だったんですけどね。今思えばパラダイスでした。同社は必ずや益々ご発展されることでしょう。）