ほら、あったよ！

かつて私は後期高齢者医療保険料の年金天引きが、いずれ他の諸税等にも広がって行くことを危惧する記事を書きました。
その少し後、（と言っても私のダイヤリーへのリアクションなわけはないでしょうが（笑）『日本経済新聞』などは私のような年金天引きに反対の立場を取る者らについて、「首をかしげる他ないような意見まである」（引用不正確）と書きました。（あの秋葉原無差別殺傷事件後に猛烈な勢いで大企業批判を行った「大機・小機」欄です。）

日経は何故、年金天引き反対論が「首をかしげる他ない」と思われるのか、その理由までは書いていませんでしたが、私の知る保守派の論客、政治家先生などのご意見を伺うと、どうも要するに、「年金から引くと言ってるのは後期高齢者医療保険料だけであるのに、何の根拠もなく妄想で『他の税金も引かれる』とか言うからおかしいって言ってるんだ」というご意見が多いようでした。
ところがです。
やっぱり私の危惧は妄想でも杞憂でも何でもないですよ。調べたら古新聞にしっかり記事が出てました。
これです：

2007年12月8日 読売新聞

> 政府・与党は７日、高齢者が受け取る公的年金から、住んでいる自治体に納める個人住民税を自治体が天引きできる制度を、２００９年１０月に支給する年金から始める方針を固めた。

で、この「方針」、実はつい先日、正式決定したの、ご存知でした？（私はうっかりしてました。）

2008年7月21日　東京新聞

> 住民税の年金天引きを盛り込んだ改正地方税法は四月三十日、ガソリン税の暫定税率を復活させる改正租税特別措置法とともに、衆院での三分の二以上の再可決で成立した。

今はとりあえず介護保険料と後期高齢者医療保険料の２つを年金から天引き。でも来年の１０月からは、これに住民税も乗っかって３つになるんです。
全然「妄想」なんかじゃないじゃないですか！？

私はまだまだ増えると思いますよ？
だってこの手法なら楽勝だもの。国民からカネ取るの。
ＮＨＫとか振り込め詐欺師さんとかが、あれこれ苦労してるの馬鹿みたい。