中山国交相 チラシの裏をお薦めします

麻生内閣発足後、早くも閣僚から失言が飛び出しました。

早い！早いよ！中山大臣！

これは内閣の瓦解開始時期として史上最短記録ではないでしょうかね？

中山国交相の発言は主として下記の通り（２６日付『日本経済新聞』朝刊）：

１）日教組の強い地域は学力が低い。
２）成田空港の拡張に手間取ったのは戦後教育で育った地域住民たちの「ごね得」。
３）日本は単一民族国家で内向き志向だが、もっと外国人に心を開くべき。
４）タクシー運転手らは、他に仕事があればそっちに行きたいんだろうになぁ……と思う。

この発言に関し、小市民の私から２つご指摘申し上げたいと存じます。

まず一点。
大臣のご発言内容にはもっともなことも含まれ、例えばタクシー運ちゃんの件など、上の発言を聞いて怒り出す運転手さんなど少ないんじゃないかと思います。
タクシー運転手に憧れて、その夢の実現に向けて努力し、夢叶えた人というのは、いてもごく少数なんじゃないでしょうか。
大臣のご発言はこの記事で私が書いた「文脈が差別に当たる」差別表現だと受け取られ批判を受けているわけですが、むしろ私などからすると、ワーキングプアに同情を示す温かなご発言のように感じるのですが。

ただ、
いくらもっともな内容が含まれていたとしても、「閣僚」として上の如き発言は如何なものかと思います。
麻生内閣の閣僚になった以上、麻生内閣を盛り立てるような発言を行ってゆくのが必須です。上の如き評論家活動は、私の真似をして誰も読まないチラシの裏に書くべきです。（笑）
中山大臣、
是非、本日中にでも、はてなダイヤリーにチラシの裏をお開きになることを、ここに提言いたします。
公の場では、嘘でも構わないから麻生内閣そして自由民主党に有利となることのみ、おっしゃってください。

第二点。
中山大臣！あなたは面白すぎる！（笑）
以下、突っ込み：

「日本は随分内向きな単一民族というか、世界とのあれがないものですから……」

先生！「世界とのあれ」とは、何でしょうか！？(^^;
やっぱ、ここはズバリ、「あれ」と解釈してよろしいのでしょうか？(*^^*;（←なぜ赤面してる！？（笑）

それと、私も「世界とのあれ」をしても良いでしょうか？

「なかなか空港拡張ができなかったのは大変残念だった。中国なんかうらやましい。」

これ！ホンネがズバリ出過ぎです！（笑）

私がお会いした限りでは、自民党から共産党まで、幅広い層の議員さんたちが、中国をうらやましがってますね。というか、本当はノース・コリアをうらやましがってます。「国の意志決定がスムーズにできる」って。それから、「国民から一切、不満が出ない」って。

日経新聞が「ねじれ国会」を我が国最大の問題としている理由も、まさしく「国の意志決定に時間がかかる」ことです。
自民党からは医療制度改革やテロ特措法延長など、優れた政策ばかり提示されるのに、「ねじれ国会」だと決まるのに時間がかかり過ぎる、と。

確かに、共産圏ならば国の意志決定は速いです。平壌なんかなら国民から不平も一切聞かれない。
これは政治家ならば誰でも憧れる体制でしょう。
しかし、これこそチラシの裏に書くべき危険思想です。（笑）
てことで、ありゃ、第二点も結局、一点目と同じ、「中山大臣、はてなダイヤリーにチラシの裏をお開きください」という提言となってしまいました。(^^;

ご検討くださいませ。是非に是非に。