It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

小泉元総理引退を受けて

私は、初めの頃こそ「小泉」「小泉」と連呼してましたが、だんだんお勉強するうちに、小泉氏は「実行犯」なだけであって、黒幕が別にいることに気付きました。それはすなわち「大企業」なのですが(資料:http://d.hatena.ne.jp/poorie/20080521/1211313325)、やはり小泉改革について何だーかんだー書き散らした者として、引退を受けて一言書かねばならないと思います。


小泉フィーバーとは何だったのか?と考えまするに、やはり「官から民へ」、「民でできることは民で!」の掛け声が効いたのだろうと考えます。


小泉氏は、「郵政民営化、やるんですか?やらないんですか!?」と、それだけ政見放送などで訴えかけ、そして国民の心をがっちりつかんで自民党を大勝へと導きました。
国民の、官僚に対する積年の恨みを上手につかんだ形ですね。「郵政」はどうでも良いとしても「民営化」の三文字が輝いて見えたのだと思われます。
その輝きに目をくらまされた国民には、小泉氏の公約であった「医療制度改革」などが全く見えなくなってしまっていた。


小泉氏の引退によって、我が国の医療、福祉、雇用がどれだけ改善されるかは未知数だと思います。それは、今の日本を動かしているのは、しつこく繰り返しますが大企業の偉い人々だからです。別に首相が主体的に動かしてるわけじゃあない。
よって、小泉氏が政界から去ったからと言って、状況がどれだけ変わるかは分からないのです。
三笠フーズの幹部はおっしゃいました:
記者:「どうして事故米を食用に転売した?」
幹部:「それは、やっぱり、儲かるから。(with 満面の笑み(笑)」
これは大半の企業経営陣が心に抱くホンネです。「稼ぐが勝ち」のホリエモン精神は、いまだに健在です。そのために福祉が邪魔ならば切り捨てるよう首相を動かす。病人がウザければ、これまた切り捨てるように首相を動かすのです。
血も涙もあったものじゃありません。


官僚には、はらわた煮えくりかえっていらっしゃる方、多いことでしょう。ですが、真の黒幕は財界です。これをどうか忘れないで覚えておいてください。
官僚への怒り、妬みなどに突き動かされて投票行動に出れば、また小泉フィーバーの二の舞を演じる危険性が大です。