It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

橋下大阪府知事は、やはりウルトラ「今風」な人だった

数日前、大阪で経済的困難を抱える高校生らが橋下徹知事に会い、私学助成金カットを考え直して欲しいと訴えかけました。この時のやり取りをテレビで見て、橋下府知事という人は、笑えるほどに私が思っていた通りの人なのだな、ということが確認できました。


この記事(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00142918.html)からの引用:


「高校生が『大阪の財政を良くすることは、わたしたちが苦しむことなんですか?』、『ちゃんと税金取っているなら、教育、医療、福祉に使うべきです。アメリカ軍とかに使ってる金の余裕があるのなら、ちゃんとこっち(教育)に金を回すべきです』と涙ながらに訴えると、橋下知事は『じゃあ、あなたが政治家になってそういう活動をやってください』と切り捨てた。」


この際に、「それは、わたしが政治家になってすることじゃないはずです!」と切り返した女子高生GJ!でした。
小泉以降の政治家による言動を見聞きしていると、「平民が政治家(=華族)に反論するものじゃあない!主張があるなら自分が政治家になりゃあいいじゃないか!」的な態度をとても感じます。かつて役人さんたちが、「公務員を叩くんなら、てめえも公務員になりゃいいじゃねーか!」とよく言ってたのと似て来てます。


政治家に陳情しちゃいけなくて、国に要望がある者は皆、政治家となって自分で国を動かさねばならないって……
それじゃ今いる政治家のセンセー方は、なんなわけ???


橋下府知事はたぶん、最近流行の「自己責任」主義者なのだろうなぁ……と今まで思っていたのですが、これについても確認が取れました。以下のやり取り:


橋下知事:今の世の中は、自己責任がまず原則ですよ!誰も救ってはくれない!
高校生:それはおかしいです!
橋下知事:それじゃ国をもう変えるか、この自己責任を求められる日本から出るか、国を変えるしかない。


これでハッキリ、橋下知事が今風な方である確証が得られました。


「誰も救ってはくれない」なら……、
やっぱり今いる政治家のセンセー方って、何……!?


しかしこの討論、ネットで見る限り、軍配は橋下府知事に上がった模様です。その声は後で挙げますが、橋下知事圧勝の勝因となった発言は、下記のものでした:


「皆さんは、大阪のGDPを知っていますか!?」
滋賀県京都府奈良県三重県和歌山県兵庫県も全部含めた近畿のGDPは知ってますか!?」
※この部分は手元に記録がなく、さんざググっても正確な引用が見つからなかったため、やや不正確です。でも発言内容に間違いはありません。


これに対して高校生らが押し黙り、
「GDPって、何ですか?」
などと訊いてしまったものですから、ネット世論は一斉に橋下支持派へ回りました。
以下、複数のサイトから勝手に拾ってみたネット住民による主な発言:


> GDPくらい知っとけよ女子高生。


> そりゃあGDPも解らない高校生に本気になってもしょうがない罠。


> はっきりいってあの高校生は甘えすぎです。GDPってなに?なんて人並みに授業聞いていればありえないでしょう。


> 私も橋下知事に賛成です。
> 今の日本って自己責任がなさすぎ。
> 人のせい、自治体のせい、社会のせい、国のせい。
> 自分のせいは絶対ないのよね。
> 格差ってのは資本主義社会になくてはならない必要不可欠なことですから。


等々……。
橋下ファンの声はまだまだ様々なサイトで拾えるのですが、もう何だか面倒くさくなりました。(^^;
橋下知事の「GDP攻撃」は大成功だったようです。


#しかし、「GDP」って「国内総生産」だから、ちょっと変じゃないか?
#大阪は「国」だから良い、てことなのか?
(注)「ユーロ圏のGDP」という言い方があるのは知ってて書いてます。(あの場合は「域内総生産」と訳す。)


ところで、ネットの声の中で、これ↓は面白かった。(笑)


橋下「風邪ひきました」
医者「じゃあ、あなたが医者になって治してください」


橋下「うちの家建ててください」
大工「じゃあ、あなたが大工になって建ててください」


橋下「朝日新聞は潰れた方が世の中のためだ」
朝日「じゃあ、あなたが朝日新聞社の社長になってつぶしてください」


橋下知事(や他の与党政治家)の言ってることって、要するにそういうことですよね?(^^;
これじゃあ、繰り返しますが、今いる政治家のセンセー方は何をするためにいるのか?ってゆう、大変に素朴な疑問が湧き上がるわけです。