It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

日雇い派遣は規制されたけど……

6・8「アキバテロ」が強力なメッセージを放ち、日雇い派遣は規制されました。結果、今、グッドウィルグループはラディアとか名称変わるしフルキャストも苦境に陥っています。しかし、今度は新たな商売が出現し、「日雇い直接雇用労働者派遣業」だって。
私が心の中で危惧していた通りの展開ですよ……。


当ダイアリーでは再三書いて来ました通り、昨年の改正パートタイム労働法可決以降、パート比率の高い(というか、ほぼパートのみで回っている)企業の多くが、「これまで有期雇用契約を結んでいた社員は、実は当初から個人事業主であったので、これを確認」しました。私も2社1公益法人、全勤務先から同様の通達を受け、「雇用契約を請け負う」偽装個人事業主となっています。(個人事業主なら会社の指揮命令下で働かなくても良いはずなのに、偽装個人事業主だと契約が雇用契約なものだから、何もかも会社の指揮命令に従わなくてはならない。)
#でも所得税が全く引かれないか、もしくはナゾの毎月200円定額(!?)になったので、手取りが増えて、ちょっと嬉しがっていますけど。(^^; ←ばか


この動きは、言うまでもないことでしょうが改正パートタイム労働法対策です。つまり、会社からパートを消してしまえば「パートタイム労働法」には一切縛られることがなくなるという。


なものですから、アキバテロ以降、慌ただしく非正規雇用対策が国会で叫ばれ出した際、私はまたパートタイム労働法改正時と同じような展開になることを危惧してました。そしたら案の定……て結果です。


日雇い派遣が規制されたので、企業は直接雇用で日雇い労働者を雇うように変わりました。これ、やってみたら今までよりだいぶコストが削減できたらしいです。(ハケンが受け取るカネは子どもの小遣い程度ですが、派遣会社が各企業に請求する額は巨額なので。)
だから企業も「こりゃいいわ」てことで、直接雇用を推進しているのですが、ところが戦後最大景気で就職氷河期が終わっちゃったものですから、なかなか人が来てくれない。
そこで登場した新ビジネスが、上で書いた「日雇い直接雇用労働者派遣業」なわけです。
つまり、企業が日雇いで直接雇用する人材を派遣する商売です。(笑)


これ、日経も書いてましたけど、従来の日雇い派遣と何ら違わないですよね?(笑)


ということで、日雇い派遣規制したけど、なんにも良くなりませんでした。(改正パートタイム労働法の時と同じように。)
ちゃんちゃん。