It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

朝日新聞社、3億?4億?5億? 所得隠しの件

なんかタイトルの件、新聞によって額が全然違うんですけど、どれが本当なんでしょうか?(日経が3億強、テレ朝は4億、当の朝日新聞は最も多く5億強と報じています。[24日朝時点])


まぁ金額はいくらでも良いのですが、この件でもネットの若い衆が大騒ぎですね。皆さん日頃から『朝日新聞』の「偏向報道」に憤っていらしたので、ここぞとばかり、「鬼の首を取ったよう」とはこのことか!といった塩梅で書きまくっておいでです。
私も、昨年5月の一件がなかったら、今回のニュースに驚きをもって反応したと思います。が、あの件を経た今では、別に「ふ〜ん……」て感じです。


「昨年5月の件」とは、私が「声」へ駄文を投書したところ編集部さまよりお褒めの言葉と共に掲載許可を確認するお電話をいただき……という件です。
まさに一昼夜、朝日さんとお電話やPCメール、ケータイメールで激しく意見交換し、原型をとどめぬほどの最終稿がようやく完成したというのに、リリース3分前に電話が来て、「上層部が読んで、『非正規(社員)の何が悪いんだ!?』などと言ってるが……」と編集さんがおっしゃいました。で、私は丁重に掲載をお断りし、翌朝の「声」欄には不必要にデカい読者投稿の写真が載った(笑)という、まぁだいたいこんな一件でした。


この時、朝日の編集さんは大変で、逐一、上層部から拙文に対して出される駄目出し報告をしてくださったのでしたが、その中で、妙に「『業務委託』の問題は……」という言葉が引っ掛かりました。
なぜ引っ掛かったかと言いますと、私は拙文中に、その言葉を一回も使っていなかったからです。


どうして朝日の偉い方々は、そんなに「業務委託」というものに対し神経質なのだろう……?


そういう疑問が私の中で湧きました。
で、「もしや……」と思い、ぐぐったのですが、
はたして、こんなん出ました:


朝日新聞が「偽装業務委託」?
http://news.livedoor.com/article/detail/3226827/


ご自分のところが子会社において、まさしく私が投書した内容と通ずる「偽装雇用」を行っていらっしゃったのですね。
これで全部、まるっと納得できました。
朝日さんは、別に公憤とかで「弱者の味方」をしているわけではなかった。ウケが良いから、やっていたんです。
まぁ商売ですから当たり前と言やぁ当たり前ですね。
そのことが、ナイーブな私には、この時初めて分かっちゃいました。


というわけで、私は今回の所得隠しの件、別になんとも感じてません。朝日新聞社さんも一個の営利企業でありますから、他社と同じく「節税」することは別段おかしな話でもないでしょう。