It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

作曲時におけるリスペクトとパクリについて

中国が、岡本真夜さん側に対し上海万博での楽曲使用権を申請いたしました。事実上、PRソングが真夜さんのパクリだということをゲロした格好です。
私は自分の曲と瓜二つの楽曲が続々と世に出た際、「自分の曲がこれからはカラオケボックスで歌える!」と小躍りしましたが、真夜さんも少なくとも表向きは、喜んでいるようですね。
私は97年前後、岡本真夜さんのファンで、「そのままの君でいて」他、当時のCDは全部持っていますし、PV集のビデオも手元にあります。ご結婚された時には泣きました。
そんな私からすると、真夜さんの名曲が海外の万博で使われるとなれば嬉しいことです。ただ、中国側は今後の楽曲使用については慎重な様子ですけどね。


さて当該のPRソングを「作曲」された方は、あれはパクリではないと反論し、「悩んで部屋の中を歩き回っていた時にできた曲だ」と述べておいでですが、私は同氏が部屋を歩き回られた際、部屋か脳内かのどちらかに岡本真夜さんの曲が流れていたのではないか?と初め思いました。
しかし、そうとも言い切れません。
作曲者は無意識に、かつて聴いた真夜さんの曲を自分の曲として「生み出して」しまったのかも知れません。私もこれまで何度、「でけた!!」と思ってメロディーを口ずさんで、「あっ」と、それがGodiegoゴダイゴ)の曲だと気付いたか知れません。注意しないと自分がリスペクトするソングライターの楽曲に似た曲が、どうしても生まれてしまうものなのです。それで私の場合には、わざと離れた作風の曲を書き、結果、Godiegoが好きなのに、およそGodiegoではない曲をたくさん生んで来ました。
それでも今聞き直してみると、どう聴いてもこの部分はGodiegoだ!と冷や汗をかくナンバーがあったりしますけどね。(笑)


なので、ちょっと謎なのは、上海の作曲家氏、はたして岡本真夜ファンなのか否か?ということです。
ファンで、リスペクトしているのならば、うっかり似てしまっても取り消すはずなのです。それをあそこまでパチクったということは、特にファンではなく、ただ、たまたま音源を持っていて、それで確信犯的にパチクったのか?


私は上海の作曲家氏が岡本真夜ファンで、それで思わずパチクってしまったと、つまり皆が皆、私のような態度で作曲するわけではないんだということを願いますけどね。


ことと次第によっては、作曲家生命終了モノの所業となりますが……。