現代労働用語の基礎知識〜1〜
本稿より、思い出す度、現代労働現場で用いられる用語のご紹介と解説をして参ります。
さーびす-ぎょう【サービス業】
おカネを稼ぐ目的で働くのが一般の産業だが、サービス業はあくまで「サービス」のため、対価を求めない。
[用例]
「うちはサービス業なので、お給料はあまりお支払いできません」(出典:某社採用面接および某予備校契約時書類)
ぼらんてぃあ-じゅぎょう【ボランティア授業】
校長命令に基づき、放課後や土日に無償で行われる授業。給与は0円で、交通費も自腹。一般企業における「サービス残業」との区別はあいまいである。(→サービス残業)
(解説)教育の仕事は「サービス業」であり、なおかつ学校によっては「ボランティア授業」も命じられるため、労働者(=教師)側にとっては対価を求めては続けられない仕事と言える。また、経営側からは反対に、巨富を容易に得られる業態でvery deliciousと言える。