It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

【原発】海外からの援助を拒むのは違憲ではないのか?

私ずっと嘘かと思ってたのですが、福島第1原発で「事象」が発生した直後、アメリカ合衆国がすぐ馳せ参じると申し出てくれたのに日本の政府は断ったそうですな。なんでそんなことするかね?


このことで思い出すのは85年の日航機墜落事故です。
あの時も、まだ我が国のテレビは墜落地点は不明とか言ってた時点で在日米軍が現場上空を飛んでいて、「なんか燃えてるけど助けようか?」と言って来たそうな。ところが日本の政府は「いや、いい」と。
この話は早稲田大学法学部の英語長文問題としても出題されましたので、どうも実話らしいです。
ちなみに日航機の話には現場近所に住む若者2人(数人?)による夜中の現場潜入証言が残っていて、それによると、まだ現場には生きて、うめいてる乗客たちが大勢いて、それなのに航空自衛隊が何やらせっせとモノを拾い集めてヘリで回収してたと。米軍の立ち入りも拒んだ上、人命救助を後回しにするほど大事なモノとは、ありゃ何だったんだ?っていうことですが、まぁこれは作り話である可能性も高いでしょう。しかし米軍による援助を断ったり、そういう謎な行動をするから色んなデマとか陰謀説とか出ちゃうんじゃないですか?


今フクシマでは太平洋への毎時7トンに及ぶ放射能入り汚水の流出を止めるべく、新聞紙とオガクズを用いたハイテク大作戦が進行中ですが、早く全世界に救いを求めるべきだって。


日本国憲法前文にはこうあります:


「日本国民は(中略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
(英文)"we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world."


日本国憲法は原文である英文の方が(原文だけに)分かりやすいのですが、上の文中の"trusting..."は分詞構文てやつです。「付帯状況」を表しまして、すなわち簡単に言い換えると「日本国民は諸外国の人たちを信じつつ、自分らの安全と存在とをその諸外国の人々にゆだねることにした」ってな塩梅ですよ。(ちっとも簡単になってない?そりゃ腹痛いから許して。)
憲法でこう宣言しているのに何でも自前で解決しようとするのは、これって違憲になりませんかね?何かあったら「平和を愛する諸国民」に守っていただく。これが日本国憲法の定めているところですよ。
震災からの復興も憲法に照らせば世界「諸国民に信頼して」解決すべきであるところ。それを日航機に続いてまたも拒んだ。これは違憲行為だと思うがなぁ。