It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

週刊文春ゲト

昨日の記事で取り上げた奥田前経団連会長の発言が載った『週刊文春』、買いました。うっかり順序を間違えて、ソースを入手する前に記事を上げてしまったので、どこも売り切れで弱りましたが、ど田舎行ったら1冊だけありました。当ブログもお陰様で世間に影響力を持つようになったんで、今度からよく考えて書かねば(^^;……。


さて、問題のアフリカの貧困と日本の比較ですが、これは消費税増税論議に関するくだりのところで出てました。曰く、消費税率が一桁の国など先進諸国中、日本しかない。よって絶対上げるべし。
現状でそんなことしたら国民の購買力が落ちて消費が落ち込み、GDPを下げて日本の成長力低下につながるとの意見もあるが、んなこたぁーない。「格差」とか言うけど「アフリカの貧しさに比べたら、今の日本は問題にならない。」


てな具合でした。


ワーキングプアとかなんとか言ってるけども、餓死者続出のアフリカ諸国と比べれば、諸君らにはまだまだ貧しくなれる余地がうんとあるっしょ?まぁ、頑張って、どんどん貧困化してちょうだいな。ってことみたいです。


で、ウケたのはその直後の文章:


「『所得が減った』と言われるが、大企業の所得は減っていない。」


これはギャグとして素晴らし過ぎます。(笑)久々にコーヒー噴かせていただきました。(笑)
中小企業とか、フリーターのことは華麗にスルーですかそうですか。(笑)
でも、ひょっとしてこれ、マジで言ってるのかなぁ?
だとするとこの人は、私が想像している通り、真剣に大企業の世界しか知らない人なんですよ。
年中無休で24時間拘束されて働いても生活保護以下の年収しか得られないワーキングプアの悲惨さなど全く視野に入ってない。あくまで大企業側の身勝手な言い分のみ言い放っている。
とすれば、やっぱり、私はワーキングプア側からの身勝手な主張を展開させていただきます。向こうが自己中なら、こちらも自己中でも文句はあるまい。


しかしねぇ。この記事中、奥田氏は、BRICsのリッチさが半端ないということも言っているのですが、これは全く、羨ましい光景ですわ。


「僕は昨年八月から新興国を歩いて来たけれど、今は個人も企業も金を持っている。ランドクルーザーがそこら中に走っているし、ハイエースやカムリなどの高級車を『もっと寄越せ』と言われる。」


奥田氏は、だからこういう国々を相手に商売して行けば、日本企業は安泰だ、という意味のことを主張なさりたいようですが、私は単純にBRICsが羨ましい。
昨日の記事で「リッチな中国人が買ってくれるからいいのかな?」てなことを書きましたが、これも図星だったみたいです。
いや、最近は私どものライバルは中国人労働者でありまして、彼らより安価な時給で仕事をしないと負けてしまうという状況があるのですが、彼ら、焦るほどにリッチなんですよ。だから、下の記事で「リッチな中国人」を引き合いに出したわけですが。


しかし奥田氏という人は、本気で大企業しか知らない人みたいですね。
私は東証一部上場の大企業へ二重派遣などとして勤務し、1日に80億とか収益を上げたりしているので(私のギャラ=\6,000.-(笑)、一応、ワーキングプアの世界と大企業と両方知ってます。その点だけは奥田氏に勝ってるかも知れないですね。(笑)