偽装管理職を特集した『SPA!』バカ売れ

昨日発売の『SPA!』は、トップの特集が「[偽装管理職]のタダ働き地獄」ですが、これ買ってみようとしたらば、なかなか売ってませんでした。あってもグチャグチャに立ち読みされたものが１部だけとか。
で、ようやく駅の売店で綺麗なのゲットしましたが、世間の「偽装管理職」問題に対する意識が高いのを実感しましたね。きっと今回の号は相当な売れ行きを記録するんじゃないでしょうか？

記事の冒頭には当然のこと、マクドナルドの店長氏が顔写真入りで載っていますが、奇しくも昨日の『日本経済新聞』朝刊には日本マクドナルドの「原田泳幸CEOに聞く」というインタビュー記事が載ってました。それによりますと、CEO氏、全然懲りてませんわ：

「あれ（東京地裁の判決内容）で全部（残業代を）払えということにはならないはずだ。店長の平均年収は七百十六万円と業界トップクラス。うちの給与水準で残業代を払えとなれば、世の中のサービス産業は成り立たない」

これ、なんていう確信犯？（笑）

でも、本当に年収が平均で７００万円台ならば、確かに、まぁまぁかなぁ？
私なんか非正規社員で管理職にされて（さらに個人事業主にもされて）年収７０万とかですからね。（ケタが文字通り違う。）
原田CEOはさらに続けます：

「社員アンケートも実施しているが、今の待遇は妥当で、残業代の要望はほとんどない。」

ほんとー！？
ひょっとして住所、氏名、電話番号、プラス家族の連絡先等まで記入式のアンケートだったんじゃあ？（笑）

ともかく、これを読み比べる限り、企業と働き手とは平行線ですね。