It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

差別用語について勉強してみました

ふにゃ〜。
結局、朝までかかっちゃいました。<拙稿書き直し
小中学生にも分かるよう書き直すと、どうしても字数が超過してしまう。それで削ったり、もう大変でした。
先ほど編集部から、さらに手を加えたものを送っていただき、私が了承して完了しましたが、さすが天下の朝日新聞。その文章に感服いたしました。
贅肉がそぎ落とされ、重要ポイントがあえて改行され、実に読みやすく効果的な文章となっているのです。
私もいつか、こんな文章力を身につけられるのかなぁ……?


しかし、それにしても私は文筆が好きなようで、今はまたひどいめまいに苦しんでいるのですが、原稿を書いている間はめまいも止まり、具合が良くなるのです。
脳内に、何か変なものが分泌されているのでしょうね。
もうビョーキですわ。(^^;


あ、ビョーキと言えば、このめまい、GW明けには脳の写真を撮りましょうとか、医師から怖いこと言われてます。
もしガンだったら、皆さんお元気で。幸せになってくださいね。(;_;)/~~
#「無茶しやがって」のAA、コメント欄に貼ってくださいね。(笑)


ところで、
昨日つっこまれた差別用語ですが、今日、早速勉強してみました。
共同通信社の『記者ハンドブック 第7版』というので勉強したのですが、いや、たまげることがずいぶんありました。


まず『2ちゃんねる』などに書かれているような日本語は大半が差別語。(笑)これは言われずとも分かる。それはさておき、
下記のような点が興味深かったです:


1)差別語を避けると使えなくなる熟語が結構ある
「つんぼ桟敷」がNGということは知っていましたが、「やぶにらみ」も駄目とは知りませんでした。(正しくは「見当違い」)
「漁夫」も差別語なので「漁夫の利」は使用禁止。正しくは「漁船員の利」とか、テレビならば「(ピー)の利」としなくてはなりません。
「どさ回り」も差別語でNG。
「シラミつぶし」も駄目なんですね。
(これは動物愛護の観点からか?[シラミつぶしちゃ可哀相だから。]それと弱者保護の意も混じってるのかな?)
そうすると、もう『太陽にほえろ』は再放送不可ですね。
「シラミつぶしに調べろ」って、よくボスが言ってましたから。


2)意外な差別語
この項に挙げる語句は全て差別語なのですが、皆さん全部ご存知でした?(( )内は正しい表記)


芸人(芸能人)、掃除夫[婦](清掃作業員)、床屋(理髪業)、強姦(暴行)、企業戦士、ケツをまくる、と殺場


他に「飯場」も駄目なので、岡林信康氏の「流れ者」は、こんな風に替えなきゃ歌えないのか?
♪建設作業員宿舎、建設作業員宿舎と流れ〜行く〜  おーれは一生、流れ〜者〜


3)文脈が差別に当たるケース
「どかた」は「建設作業員」とすればOKなのですが、それでも下記のような文章を書いたらNGになります:
「建設作業員までして」
これだと、建設作業員が悪い仕事と言っているに等しいためです。
今回、私がお叱りを受けた差別語は、大半これに該当するものでした。
例えば派遣社員を「ハケン」と書き、「下流」であるかのごとく書くなど。
これは差別ではなく「自虐」だとご説明したのですが(笑)、それならばそうと分かりやすく書くようにとのご指示を受けました。結局、「『ハケンさん』」とカギ括弧を付した上「さん」を付け、合格しました。
逆に言えば、「百姓」「農夫」などの差別語も「なぜそのような表現をするのか文脈上明らかに」すれば使えるのだそうです。


4)正しい表記だと味わいが消えるもの
差別語の中には、なんとも味わい深い日本語があるように感じます。
例えば「産婆」、「町医者」など。
これらを抹殺してしまうのは、私などは残念な気がしますが、私が偏向しているんでしょうか?


他に×「女給」→○「バー従業員」なんてのもありますが、これも差別語の方が品格ある気がしません?
(もっとも「女給」という差別語は、ほぼ死に絶えているので、こちらを使う人はあまりいないと思われますが。)


てな勉強ができました。


いやはや、これじゃおっかなくて日本語なんて書けなくなりますね。
しかし、そんな中で米同時多発テロの時、「日本は、おしでめくらでつんぼだ」と言い放たれた榊原英資氏は、スゴイと思いました。(^^;
PS:もちろん、CF明けで小谷アナが、「先ほど不適切な発言がございました」と陳謝していましたが。でも榊原先生は笑顔だった。(笑)