It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

緊急業務連絡:新聞掲載「なしヨ」(c)欽ちゃん

先日お知らせいたしました『朝日新聞』への拙稿掲載ですが、ボツになりました。(爆)
ですので本日火曜日朝刊をわざわざ買ってくださろうという方に対し緊急でご報告します。(そんな人いない加奈?(^^;)


リリースまで数分というところまでは行き、最終稿も完成したのですが、上の方々から噴出の異論に、負けました。
担当の編集者様には本当に色々ご指導いただき感謝しております。また、私なぞのため(日)(月)とぶっ通しで会議を重ね、資料を調べてくださった編集部の皆さまにも感謝申し上げます。有難うございました。
全く、偉い騒動を巻き起こしてしまいました。
私も、正直、徹夜して日曜もぶっ潰して、元々体調悪かったこともあり疲れた。(^^;


結局、私の周囲で巻き起こっている「偽装雇用」の問題は、いったい何新聞の、どの記事なのか?という、ソースの問題がクリアできなかったことが敗因です。
何故だか、ごく一部の週刊誌を除いては一切スルーされている、この「偽装雇用」(「偽装請負」の次を行く雇用形態)を、仕方がないから私が発表しようという趣旨だったため、ソースがないのは当然なのですが……。
やっぱ無名人は悔しいですね。


最後には朝日の偉い人から、「で、非正規社員の何が悪いんだ?」と来られたので、私は「ボツにしていただいて結構」とお伝えしました。
あれほど「非正規社員」、「社会的弱者」の悲惨さを報じている『朝日新聞』から、「非正規の何が悪いんだ?」と言われようとは驚きだったので。
また、そもそも私は非正規社員が悪いだなんて原稿に一言も書いていないんですよ。
読解力さえないの佳奈?と……。


しかし、朝日の偉い人が読解力に欠けるなど、あるはずはないので、これは何か、触れてはならぬ問題に私が触れてしまった香奈?という、うがった見方さえしてしまったりしています。(^^;
くわばらくわばら。


さて、そういうわけで拙稿は晴れてボツ原稿となりましたので、私に発表の権利があると思われます。そこで以下に、当初多数のダメ出しを受けた原稿を、そのまんま掲載したいと思います。
私の壊滅的文章を直すための愛の鞭、歓迎です。お気づきの点があれば、お教えください。
#でも煽り・叩きは、なしよ?


(拙稿こっから)
 私が転職に失敗しフリーター世界の門を叩いたのは99年のこと。派遣社員として某都市銀にて英語を使い証券を扱ったのが最初の仕事であった。前年までは正社員が携わっていたその業務を「諸事情から」部署まるごとハケンに任せてみるテストなのだと担当正社員氏は説明された。今思えば、まさにフリーター時代の黎明期であった。
 現在では働く者の3分の1が非正規労働者となり、社会問題となっているが、実は企業は既にその先を行っており、非正規社員を契約はそのままに個人事業主として「雇用する」形態が急速に浸透中である。ILOが06年に是正勧告を発した「偽装雇用」だ。フリーターの数が大幅に減少しているのは、この影響も大きかろうと私は見ている。
 企業は短期の収益を上げるために必死である。これは別に経営陣が強欲でやっている行為なわけではないことは、私も理解している。
 企業は明日のメシのことを考え、我々使用人は今日のメシのことを考える、といった具合か。やや程度に差はあるものの、両者ともド近眼であることは間違いない。
 企業も我々も、遠くを見通せるようなメガネは、どこかにないものか。
(拙稿ここまで)


なお本記事より、新たに「朝日『声』ボツネタ」カテゴリーを設けました。
今後も続々と、ボツネタを発表して行く予定です。お楽しみに!(笑)