内部告発 来ましたコレ

先日来、この市況の中、リーマンブラザーズ何するものぞ！の勢いで爆騰げしていた某社の株（数日前の記事参照）ですが、昨日、内部告発に基づくスクープ記事が某経済誌に掲載されていた事実が株主さんたちにバレ、一時爆下げしました。

内部告発の内容には、創業者が部下に株価の操縦を行わせ、その果実を全部吸い取って贅の限りを尽くしているというものも含まれてまして、その「部下」が自分には株価操縦の費用すら支払われないことにぶち切れ、告発に及んだってことなんですが、
先日の記事にも書きました通り、ここの株価が騰げている理由は、業績絶好調なことです。
なにしろ従業員に「『雇用契約』を請け負わせ」、皆「個人事業主」として企業の指揮命令下で働かせていますから、賞与・退職金どころか、労災、年金、経理費用など諸々一切かからない。これで会社は伸び放題！
だから、この市況下にあっても一人勝ちしてたんです。

そういうわけなので、午前中ストーン！と下げた後、案の定ネットで、上の「好業績」を指摘する声が出て、そこで下げが急停止しました。
皆、我に返ったんですね。(^^;
これで水曜から、また爆騰げ街道突っ走るでしょう。

しかし、内部告発とは、ずいぶん漢なやつがいましたね。
内部告発するってことは、電車で痴漢するのとほぼ同義ってこと、分かってしたのかどうだか？

今話題の三笠フーズにしても、農水相の検査は９６回あり、大半が工業用糊への加工日の１１時から１２時だったという記録が残っておりますが（従って三笠が食用に転売していた証拠となる検査結果は、農水相による検査からは得られなかった）、偶然にも、匿名の通報があった平成１９年１月２９日から３月６日までの検査報告書は存在しないんですよね。

三笠にしてそれですから、東証一部上場の大企業が政財官に手を回してないわけがありません。
しっかり、仲良しグループこさえていますよ。
そんな状況下で告発なぞしようものならば、まず形式的には検査が入るでしょうけれども、「異常見られず」の結論は検査前からパソコンに入力済みです。（笑）
一方、告発者はというと、まず仕事道具を隠されるなどの行為が始まって事実上のクビとなり、慌てて転職活動しようにも、どんなブラック企業受けたところで「危険思想人物」の理由で落とされます。そして、ホームレス……。。。
嗚呼いつものパターン。

密告者が日本でどうなるかは、メイジャーな話と思っていたからここに書かないでいたのですが、もしかして今回の告発者さん、ナイーブに告発しちゃったんだったりして！？

今後がとても心配です。