It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

アメリカは違うねぇー、やっぱし

アメリカ合衆国で、金融機関を公的資金で救済する法案が否決されました。そのため昨日の株価はもう大変。
合衆国はダウが777ドル安超って、なにげにラッキーナンバーなんですが(^^;、ひどいことになってます。
日本の金融界が大変だった時期にハケンとして某都市銀の国際証券部門で働いた経験を持つ私は、ニュースの映像を見て当時が冷や汗と共に思い出されました。


あの頃も日本の各行、末期の様相を呈していて、我々どシロウトのハケン部隊に安価な賃金で重要な仕事を任せることにより、どうにか延命をしてたという感じでしたねー。
我々ハケンは言ってみれば瀕死の患者のノドに通したパイプみたいな役目を果たしてました。
でも結局、大再編になっちゃったわけですが。(不徳の致すところでございます。m(_ _)m)


しかし当時の日本と違うのは、冒頭に書いた通り合衆国では金融機関への公的資金投入が否決されちゃったところです。
なんかデモ起きてて、
「我々が困っても全く助けないくせに、なんで金融機関は救うんだ!?」
公的資金て、それ、俺らの払った税金じゃねぇか!」
てな具合に大騒ぎしてましたが、
日本じゃ静かなものでしたからね。
私のいた銀行など、偉い人が余裕でふんぞり返り、


「天下の○×銀行をよ、国が潰すはずねーんだから。
「いざとなりゃ、『公的資金』て強ーい味方がいるからさっ。(笑)」


とかおっしゃってましたよ。
「どーせ『公的資金』とか聞いても、それが自分らの税金だなんてこと、気付く国民いねーでしょ?」とでも言いたげな感じでした。


その銀行は結局、他の2行と合併して名前が消えちゃいましたけど(爆)
でも、小泉政権時に日本の株価が騰がった、そもそものキッカケって、りそな銀行国有化だったんですよね。(だから先の戦後最大景気は「りそな景気」て名付けるのが良いと私は思ってる。)


それが合衆国では国民が公的資金の投入に猛反対し法案を否決に追い込んじゃうって光景に、あらためて日米の差を痛感しました。


ともかく、株価が大変だ!ってことで、スポーツ新聞各紙も大騒ぎ。案の定、昨日は
世界恐慌突入」
て大見出しも出てましたが、まだまだ、何のこれしきです。(あ、『東スポ』チェックしそびれた。)
下のチャートを見てください:



私が投資を始めた頃なんて、日経平均7,000円とか8,000円とか言ってましたからね。1万円を余裕で超えてる今は、当時から見れば高値ですよ。
「偉いこっちゃ」って焦ってる投資家さんたちは、高値づかみしちゃったんでしょうね。お気の毒です。
日経平均が5,000を割る事態になって来たら、そろそろ私も青ざめます。(^^;


#それにつけても、小渕さんが定率減税やってくれたりしてた年代は、株価高かったですねー。
清水寺かどっかで野菜のカブ両手に持って、「カブ騰がれー!」とかやってましたね。(笑)あの小渕さんがまさか亡くなるとは夢にも思いませんでした。