『西日本新聞』記事に見る「とがなくてしす」の魂
『西日本新聞』さんは、当ダイアリー発足後間もなくからご愛読くださっている(らしき形跡のある)メディアさんの一つですが(もしお読みくださっているならば有難うございますm(_ _)m)、この度トヨタ批判を行う記事で「縦読み」を用い、話題となっています。
http://news.livedoor.com/article/detail/3852969/
本文中には、どこの会社を批判してるのか全く分からないようになっていて、各段落の頭文字を読み合わせると「と・よ・た」となる手法を使ったとのこと。
縦読みはネット掲示板でよく用いられる遊びで、「いろは歌」の「とがなくてしす」の流れを汲むと考えれば、日本の伝統文芸と言っても過言ではない技法であります。(「とがなくてしす」は「横読み」ですが、新聞記事も縦書きですから、やはり正確には今回の「とよた」も「横読み」ですよね。)
(まめ知識)「いろは歌」の作者は弘法大師(774〜835)との説が有力ですが他にも諸説あり不詳。それでもいずれにせよ古い。ちなみに「あいうえお」と、どちらが古いのか?という問題も、私の知る限り不詳のようです。
ただ『西日本新聞』さんの記事ではヒントとして「各段落の頭文字がヒントです」と書き添えられたとのことで。
これは残念!
やっぱりここは「ねこが好き」でしょう!(笑)
いや、どうせネット文化を新聞に持ち込むならば、って意味でですよ?
#本当に書いたなら一般読者は目が点になるでしょうが。(笑)
元来、挙母市(ころもし)という名だった町を豊田市に変え、その市長もトヨタ自動車総務課長のあて職と言われた時代すらあるという、まさに「日本国トヨタ藩」((c)佐高信氏)という名がしっくり来る巨大勢力トヨタ。
メディアも政界も、キヤノンはぶっ叩けてもトヨタだけは正面切って叩けないというのは定説ですが、今回の縦読み記事は、それを裏付けるものと見て良いのでしょうか。
まさに、「とがなくてしす」に込められた思いと通ずるものを感じます。
いったんCM行きます。