It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

今のマンガってルビ振ってないの?

麻生総理大臣が、漢字読めないってことでブレイク中です。


例えば先日、母校の学習院大学で開かれた日中両国の交流事業では、「用意した文書に目を落としながら、12月に日本で開かれる日中韓首脳会談に触れ『1年のうちにこれだけ「はんざつ」に両首脳が往来したのは過去に例がない』と語った」とか。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000191-jij-pol


原稿には「頻繁に」と書かれてあったのを総理は「はんざつに」と発音してしまったんですね。
もし通訳を通して「煩雑に」と聞いたチャイニーズの方がいたら、びみょーな顔したでしょうね。(^^;
「交流して悪かったな」って。(笑)


同総理の珍読み武勇伝は他にも多々ありまして、四川大地震は「みぞゆう(未曾有)の自然災害」(正しくは「みぞう」)、自身の歴史認識に関しては「村山談話をふしゅう(踏襲)する」(正しくは「とうしゅう」)
他にも株式市場の「前場」を「まえば」(正しくは「ぜんば」)、「有無」を「ゆうむ」(正しくは「うむ」)など、あります。


この件に関しては、麻生政権があまり完璧すぎるからって、マスゴミはそんなことしか叩けなくなったのかよ、てな意見が目立つようですが、問題はそんなことじゃあないと私は感じてます。(ん?誰もおまいの感じ方など聞いてない?  まぁまぁ、そうおっしゃらず。(^^;  なにせ「かんじ」の話題なことですし???)




私は公には今初めて明かすと思いますが、中学生の時分、3年の夏にGodiegoで音楽に取り憑かれるまで、本気で漫画家を目指しておりました。
学校へは当然、マンガ本を持参して研究し、担任に取り上げられたこともありましたが、生来粘着質かつ「文筆」命な私は全財産をなげうって原稿用紙を買い集め、マンガが如何に優れた文化であるか、国語力の養成に関してどれだけ効力を持つかなどについて大論文をまとめ、マンガを取り上げた教師に突きつけました。
教師は
「負けたよ……」
と言い、私の『別冊コロコロコミック』を返してくれました。
それくらい、私はマンガを愛してやまなかったのです。


でも、中3の夏に『24時間テレビ』でGodiegoライブを観て、そのサウンドとメロディーと英語のかっこ良さなどに全身しびれまくった私は、そのショックですっかりマンガは忘れてしまいました。(笑)
で、その後は読んでないのですが、
最近のマンガって、漢字にルビ振ってないんですか?


私は上にも書いた通り、マンガでずいぶん漢字を覚えました。それはルビ振ってあったから。
さらに、マンガの中の空気(=文脈)を読む力も身について、国語がダントツの得意科目となりました。(大学受験浪人時には全国で5位以内には常連としていた。[そのせいで、みんなから、うんといぢめられました。(爆)])
英語はGodiegoから学ばせていただいて、ほんと私のお勉強って、マンガとGodiegoが大半だったんですよ。


そんな私には、マンガ好きで知られる麻生さんが漢字読めないってのが、すごくショッキンぐぅ〜なのです。
ずいぶんとご無沙汰はしましたが、かつてあれだけ愛好したマンガが、このせいで軽んじられてしまうのではないかな?と危惧しています。


マンガって、以外と勉強になるんだけどなぁ……?(って漢字間違えてる〜(^^;  ×以外→○意外)
今度、ルビ振ってあるか調べてみよっ。


PS:マンガだけでなく、可能な限り全ての出版物には漢字にルビ振るのを、この際、提唱したいと思います。「ら致」とか「障がい者」みたいに奇妙な表記をするんじゃなくて、漢字をバシバシ使って書いて、その代わり全てにルビを振る。こうするとずいぶん、漢字覚えるもんですよー?