世界は"Change"を求めている

いやはやアメリカは大変な騒ぎですね。そろそろオバマ新大統領が演説を行うのでしょうか？

この件、マスメディアではよく、「一方、日本では……orz...」て感じで麻生さんの顔が批判的に映されることが多いですが、私に言わせると、あの騒ぎはもう既に、我が国は経験済みな気がします。
「小泉フィーバー」です。

小泉さんは登場するなり、
「もし私に反対する勢力が出るなら、私が自民党をぶっ壊しますから！」
と威勢良く叫びました。
そして「官から民へ！」と繰り返し叫び続けました。
その姿はまさに、日本国民の目に "Change" のシンボルと映ってはいなかったでしょうか。

「官」がろくでもないことは国民の間で周知のこととなっている。一方、「民」が腐敗してるなどという話は聞いたことがない……というか、今から言えば「なかった」。
＃後に諸々の「偽装」や、あこぎな脱法雇用などが続々発覚し、今では「民」のイメージも変わってるかも分かりません。

そういうわけで、「官から民へ！」の象徴である「郵政民営化」は有権者らの熱烈な支持を得て、小泉フィーバーが巻き起こった。

というわけで、
なんだか今の「オバマフィーバー」を見ていると、我が国の「あの頃」が懐かしく思い出されたりするわけです。
"Yes, we can!"だとか、"Change"など、日本の子どもたちでも完全に意味が分かるシンプルな英語を連発するあたりも、小泉さんとかぶるものがあります。

両政治家の主義主張は同じとは決して思いませんが、なんだか世界は要するに "Change" を求めているのかなぁ……？と思う私です。