小林よしのり先生は天才だ
追記しておきますが、私は『SAPIO』の愛読者です。中でも小林よしのり先生のマンガは素晴らしい。
現在連載中の「天皇論」も、天皇は「皇帝」(「王」よりずっと位が高い)となっているが正しくは「祭祀王だ!」とか、鋭い指摘が笑いの中でなされています。(この「笑いの中で」というとこがまたスゴイのです。マンガとしてもクォリティが高いてことですから。)
で、この小林よしのり先生、余白の自筆コメントの中で、このように書いてくださっています:
「……それでも、『真面目に努力しても働き口がなくなる若者や母子家庭や中年』が増大しているのも間違いない。わしはワーキング・プアには同情する。」
これですよ!!
これこそが愛国者=右翼の口にすべき言説というものであります!!
小林先生は今回の作品中で新年の一般参賀に行ったお話を描き、そこで同行者がいきなり万歳を始めたためご自分もふっ切れて万歳を実行した旨、描かれています。
曰く、
「わしはついに万歳童貞を捨てた!
「また一つ大人の階段を上ったのだ!」
(笑)
私は前述のワーキングプアに関する小林先生の言説に対し、万歳童貞を捨てたいと存じます。