It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

『情報7days ニュースキャスター』とドラマ『名探偵の掟』が持つ意義について

先ほどまでも、私はまたTBSテレビの『情報7days ニュースキャスター』を見てました。


http://www.tbs.co.jp/jouhou7/


この番組は、「フリージャーナリスト」(いつからだ!?(笑)のビートたけし氏と、TBSアナウンサー安住紳一郎氏とがメインで送る(私に言わせれば)「ニュースバラエティ番組」なのですが、これが本当に面白い。
毎週、「事情通」と称するビートたけし氏(爆)が、すりガラスの向こうに出てしゃべるのですが、これがちっとも「事情通」じゃない。(笑)
クワバタオハラの結婚問題についての「事情通」氏は、何故だか夏の虫取りの格好をしてて、おっきな網持ってた。
で、話し始めると、
「クワガタなんて昔はみんな山行って自分で採ったもんだけどよぉ。今は大変だよ全くよぉ。えぇ?
「俺たちブリーダーはよぉ、えぇ?……」
てな塩梅で(笑)、「クワバタオハラ」の問題で間違って「クワガタブリーダー」(って、そんな呼称あるのか?(笑)呼んじゃったとゆう。万事こんな調子で。(笑)


これ、最近のTBSテレビ視聴率から察しまするに、「くっだらねぇー」とお感じの方が大多数なのでは?と思われますが、いやいやどうして!  意義深い番組だと私は思いますよー?


大新聞各紙をよーくご覧ください。
肝心な証言の後に、なんと多く「(事情通)」「(情報筋)」と付いていることか!


ニュース番組だってそうです。
ビートたけし氏の「事情通」と同じように(ってか、たけしのがそのパロディなわけですが)すりガラスの向こうとか顔モザイクなんかで「証言者」がしゃべくり、おまけに「仮名」、「音声は変えてあります」とか出る。


大新聞とか真面目くさったニュースだと、つい疑いの目を失ってしまうのですが、よく考えたらどこまで信憑性があるか分かったもんじゃないんですよ。(実際、路上インタビューにいっつも同じ男性が「偶然」出ていたとか、「証言者」が実はスタッフだったなんて事例は発覚済みです。)
そうした報道の実態に対する皮肉っぽい批判と考えたら、たけし氏の「事情通」コーナーは大変メッセージ性豊かだとは言えないでしょうか。


あのコーナーは風化を恐れることなく、是非、末永く続けていただきたいとTBSテレビさまにリクエストいたします。


さて、同様の意味で面白いドラマに、テレビ朝日の『名探偵の掟』(金曜23:15−)があります。


http://www.tv-asahi.co.jp/meitantei/


東野圭吾氏原作なので、ご存知の方も多いかと思いますが、これは「探偵モノ」をパロディ化した筋書きで、出演者たちが「探偵モノ」はこうあらねばならない!という「掟」に従うべく、不必要な無理、努力をし(笑)ドラマを進めて行くというものです。


これも、ある意味「探偵モノ」への皮肉、嘲笑などが表現されている気がします。
『ニュースキャスター』と同様と書いた所以(ゆえん)です。
いや、これもまた面白いドラマですので、おたくもゼシ!





どちらの番組も、製作サイドの意図は私の知るところではないのですが、上記のような意義を持っている、なかなかに深い番組だと思っています。