It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

官僚と「ものづくり」の復権なるか?

先日、電車内で、女子大生らがこんな会話を交わしているのが聞こえました;


「『ものつくり大学』って、ちょーウケるんだけど(笑)」
「ねー!私もずっと笑えると思ってた!(笑)」
「『ものつくり』って!?みたいな?(笑)」
「『ものつくり』はウケるよねぇー!」
「ものを作るなんて最悪だっせっ!」


彼女らも下手したら過半数は数年後、「メーカー」志望で就活するくせに……。と思って私は聞いておりました。


「メーカー」とは英語で書くと"maker"。
"make"(つくる)+"-er"(〜する人/もの)で、思い切り「ものつくり屋さん」なんですけど。(´・ω・`)
英語で言うと何かイケてる会社になっちゃうから不思議ですね。(笑)


しかし「ものつくり」を「だせー」と思う感性というのは、マズイなぁ……と思います。


そんな危惧を抱いておりましたところ、昨日曜の晩からTBSテレビでドラマ『官僚たちの夏』が始まりました。
何か、昭和30年代の日本を舞台に、通産省(当時)の熱きお役人さんたちが「国民車構想」実現のために奮闘するドラマのようですね。1話目でトヨタ・パブリカみたいなクルマが誕生して、面白そうだったから今後も見ることにしました。


このドラマを見ると、「ものつくり」の重要さ、楽しさ、素晴らしさが分かると思います。
これから通産省の熱き官僚たちが、アメリカとの摩擦にビビる民自党の池内信人や大蔵省などを相手に、どう夢を実現して行くのか、とても楽しみです。


と、ここまでお読みくださった方はお察しと思いますが、このドラマ、「ものつくり」と並行し、官僚の魅力にもやられてしまう魔力を持ったドラマです。
近ごろは小泉さんが構造改革を叫んで以降、世に充ち満ちた官僚批判のせいで、東大生でも官僚は目指したくないという者が増えているとのこと。
このドラマを見ると、「ものつくり」復権と同時に、官僚人気も再燃するという副産物まで付くやも知れません。


官僚たちの夏
TBSテレビ、日曜21時〜
http://www.tbs.co.jp/kanryou09/index-j.html