職場はもはや「組織」じゃないから

日曜の某日系新聞朝刊コラムで、経営コンサルタント高橋克徳氏の近著『職場は感情で変わる』からの要旨抜粋を読みました。
曰く、職場は大別して「イキイキ、あたたか、ギスギス、冷え冷え」の４種類に分けられ、後ろ２つが職場を支配すると、その「組織は危ない」、とのことです。
まぁ、そうだろうと思いましたし、全企業のトップに是非、読んでもらいたいと思いました。

が、

少なくとも私と私の知人らが働く職場は、もはや「組織」ではありません。何度も書きますが、０７年にパートタイム労働法改正が可決されるや、その秋から翌春にかけ、ドタバタと契約社員や準社員、パート、アルバイトなどの個人事業主化が行われました。もっと正確に言えば、「有期雇用契約で勤務する従業員は全て当初より個人事業主であることを確認」し、「外部要員」だからヨロ、って通達が１枚の紙っきれで届きました。
こうなるともはや職場は「外部要員」の集合体に過ぎなくなり、「組織」とは言いにくいです。
高橋氏の警告は「組織」に対するものなため、私どもが働く職場には残念ながら影響力を持ちませんね。
数少ない内部社員である経営者は、高橋氏から「組織が危ない」と言われても、意に介しないでしょう。
「ギスギス、冷え冷え」し放題です。（泣笑）