It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

日経新聞に登場する2人の識者の謎:植草先生に同感だ

小泉改革以前に小泉氏本人に対して真っ向からかみつき、「そんな改革を実行したら日本は大変なことになってしまう!!」と直言された経済評論家がいらっしゃいました。植草一秀氏です。氏はその直後、「ミラーマン」の汚名をかぶせられ失脚いたしましたが、今もまた書籍やブログ等で復活されています。今日はそのブログから。


植草氏は下記のエントリーで、日経新聞に引用される識者は、2人出るのに、その2人ともが同意見であるという指摘をされています:


「国家公務員の重大犯罪を容認する日本経済新聞
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-1429.html


曰く、


日本経済新聞は識者2名のコメントを掲載しているが、国家公務員法違反を摘発しようとする政府の姿勢を『介入』と表現する日本経済新聞の主張に同調する識者のコメントだけを掲載している。この姿勢にも同社の歪んだ報道姿勢が窺われる。」


これ、私も感じていたことで、折に触れ『日本経済新聞』が紹介する2人の識者って、ほとんど同意見の場合が多いんですよね。
普通2名の識者コメントを掲載する理由は、賛否両論を並記するためだと思うのですが、日経は違う。
だったら1人でいいじゃないか?と思ったりもしますが、日経の場合には、権力と大企業の利益とを尊重する自紙の主張をより補強する目的で2名分のコメントを載せているふしがあります。
これは如何なものか、と私も思って来ましたよ。


世間が「小泉フィーバー」で浮かれ出そうという矢先に、時流に逆らって小泉氏にかみついた植草氏は、やっぱりさすがだと思いましたね。
小泉氏にかみついた後で「あらかじめマークしていた」(偶然だぞ!)警察に「手鏡事件」で逮捕され、失墜してしまったことは、返すがえすも残念です。