ネットニュースについて
最近ネットニュースを読んでいて、あることに気が付きました。おそらくとっくに気付いている方が大勢いるのだろうとも思いますが、記事の内容をサポートする声が、ことごとく２ちゃんねるからの引用なのです。
例：
これに対してネットでは、
「ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!」
「ついにキタなこれｗ」
「てか来るにしても遅くね？」
「おまいらいちいち反応し杉」
などの声が寄せられている。
こんな感じです。
で、なんじゃらほい？と思ったのですが、近頃のネットニュースって、一般から記者を募ってるのね。
お金になるんなら私もやろうかしら？と思ったりもしましたが、私がやったとしても、これはどうしたって２ちゃんねるからの引用だらけになるでしょう。だって、他に仕事を持った一般人記者には取材する時間とカネと権利がないですから。
少し以前に、取材を行った希少なる一般人記者がいましたが、この人は同じ場所で取材していた朝日新聞記者の、マナーを無視した横柄な取材態度を観察し、記事にしておりました。ところがその記事の中に気になるワンフレーズが：
「私も朝日の腕章をはめていれば注意するところでした。」
この一般人記者は、一般人ですので何の腕章もはめていないのでしょう。はたから見れば単なるカメコです。そして本人の意識においても、「俺は記者じゃない。一般人だ」というのがあったんでしょう。だから朝日の記者を注意できなかった、のではないか？
今月、毎日新聞から『ＭＡＩＮＩＣＨＩ ＲＴ』なる新型新聞が発行されました。
これは記事の横にTwitterでつぶやかれた、それこそ一般人による声が陳列される新聞で、ネットでよく読まれた記事一覧なんてページもあります。
これにはちゃんと専業記者が書いた記事が載るようですので、ちょっと読んでみようかな？という気もしておりますが、それにしても一般人の「ネットの声」を大々的に掲載するというのはネットニュースに通ずるところがあります。
どんなもんなんでしょうかね？この流れ。
