It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

私もJapan Passing

いつもこのカテゴリーでは「雇用」面の話を書いて来ましたが、今日は「マネー」の話です。


私は「さわかみファンド」という独立系の投資信託を毎月定額で買っていたのですが、この度、定期定額購入の中止を申請しました。


さわかみファンドは、元来日本株投信として出発しましたが、状況を見つつ外国株式や債券、現預金などにアセット・アロケーションを変更して行くという話でした。ところが、いつまで経っても日本株投信のまま。この先も、どうも変える気持ちは感じられません。


私は、もはや我が国に未来はないと見ています。さわかみ投信の澤上代表は、日本企業は世界で活躍しているから日本株に投資をすれば世界に投資したことになる、とおっしゃっていますが、だったら素直に世界株を買った方が良い気がします。今後また投信を積み立てるとしたらば、住信の「世界経済インデックスファンド」かセゾンの「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」にしようと検討しています。どちらも「さわかみ」と同じノーロード(=購入時手数料が無料)で、信託報酬も「さわかみ」以下のローコストファンドです。住信のはGDPを基準に投資配分を決めるため、新興国の度合いが多くなっており、騰落はきついですが、なかなかの基準価額をキープしています。セゾンは時価総額で決めるタイプで新興国にはあまり投資しません。そのため住信より基準価額がかなり下がっており、反面、騰落はゆるやかで、落ち着いた値動きです。


ただ、投資信託という手段でおカネを殖やすということ自体にも、私は疑念を抱くようになっておりまして、たとえば「さわかみファンド」の成績は下記のようなのです:


設定来11年  年率(複利)1.13%
前年比           -9.7%


ソニー銀行の1年もの定期預金などならば、ボーナスキャンペーンを利用して預けると年に0.45%確実に殖えますよ。それが投資信託は、投資財産を全部失うかも分からないというリスクを負いながら上記の成績です。これがまだ良い部類と来ますから、また……。


初めは、退職金も年金もないフリーターとして「自分年金」を作ろうという動機で始めた投資だったのですが、この状況だとおとなしく預金していた方がいいみたい。
投信ではおカネは殖えないし、この先、いざ必要となった時、価額が下がってたなら目も当てられません。


さてこれから、どうしよっかなぁ……?