It's Only チラシの裏 ~but I like it

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Can't you see this old boy has been lonely

原発:石川迪夫氏にとり放射能漏れが「面白」かったワケ

下の動画で、日本原子力技術協会元理事長、石川迪夫氏は、「面白いことに」福島第1原発からもセシウムなど放射性物質が出るという事象が起こり、スリーマイル島原発事故との類似点が見られたと発言されています。
この「面白いことに」という言葉に古舘伊知郎氏は突っ込むのですが、私もずいぶんと「ご陽気な」じいさんだなぁと驚いて見ました。



この「面白い」発言の理由、下の動画をご覧いただくと分かります。


これは、おそらく皆さんがまだこの世に生を受けていらっしゃらなかった1988年に放送された『朝まで生テレビ』「原発  第2弾」からのものですが、この中で若かりし日の石川氏は、日本の原発アメリカ合衆国のものとはタイプが異なるため、放射性物質が漏れ出すというような事故は起こり得ないと明言されています:



ここまでハッキリと言い切られていた内容に反する事象が、なんと今年、起こってしまった。なので石川氏にとっては「面白」かったわけですね。これ見るとあの過激とも取れる「面白いことに」発言が実に納得できます。


しかしこの88年の生テレビ、私はブラウン管にしがみつくようにして朝まで見ましたが、まさかこうして再び見ることができる日が来ようとは夢にも思いませんでしたね。
田原総一朗、若ぇ……!
今見ると、この頃はまだ人の意見に聞く耳を持っていて、柔軟ですね。


私はいつか遠くないうちに原発事故が起こる日が来るのではないかと心配で、この番組を朝まで見てたのですが、石川氏ら原発擁護派の論客や、東電のお偉いさんたちは、「日本では絶対に安全」の一点張りでしたね。今どう思っているのか全員に聞いてみたいです。
でも、原発に反対なら、何をもって代替エネルギーとするのかをバシッと言えない反対派も、不甲斐なかったです。
正直、朝まで見る番組じゃなかったと思った若き一書生の私でした。(生テレビはいつもそうだけどね。)