『エアポート ユナイテッド93』は噂通り糞映画だった
去る11日、テレビ東京で映画『エアポート ユナイテッド93』をやっていました。私は冒頭をたまたま見て、出勤時間だったもので録画をセットし、電車の中でもワンセグ視聴を試みました。ワンセグはどこまで都会に近づいても"Out of 1seg area"と出るのみなので諦めましたが(ワンセグ機能ってほんっと要らないね)、帰宅して録画を見て呆然……。
聞いていた通りの「糞映画」でした。
徹頭徹尾、お涙頂戴の飛行機内と地上の家族との涙の電話シーン。で結局メッセージっぽいものは「キリスト教っていいけど、イスラムは最悪だね。イスラム教徒は救いようのない馬鹿だね」というものだけでした。
唯一ラストで飛行機が墜落後、FBI(かな?)とかが現場を調査した時に
「妙なんです!機体がどこにもありません。あるのは破片だけです!」
という報告があったとこだけは、この実話に関して示唆的かと思った程度でした。*
*あの飛行機、そもそもアメリカ合衆国で使われてる全キャリアで実験してみても、携帯電話で地上と通話するなんて不可能だとテレビで見ました。そこからして奇妙な話なのです。さらに、世界中で起きたどんな悲惨な航空機事故でも、エンジンやフライトレコーダさえ燃え尽きて見つからないなんていうのはいまだかつて皆無なんだそうです。それがあの飛行機と、それからペンタゴンに突っ込んだ飛行機についてはほぼ完全に溶けて消えている。その謎めいた事実を上の映画のラストシーンはほのめかしていました。その点だけは評価に値するかと。
しかしこんな映画を見るために映らないワンセグを必死で凝視し続けるとか、時間を無駄にしたなと思います。