It's Only チラシの裏 ~but I like it

つれづれなるままに書いてます。一番読まれないタイプのブログです。

Can't you see this old boy has been lonely

公益法人て、究極のボロい商売ですよね

これもまた、「誰でも知ってる」記事になるかと思いますが、チラシの裏ですので書いてみます。


先日、どっかの宗教法人が観音様まつったラブホテルで宿泊料を「お布施」と計上し、タイーホされました。
「上手いボロ儲け思いついた!」ってんで実行したのでしょうが、どう見ても脱税です本当にありがとうございました、ということでマルサが入ったんでしょう。


観音様まつってたのは、宗教法人になる手段として、たぶん官庁から教えられたのだと思います。昔ある新興宗教教祖から、そんな話を伺いました。(あ、私は信者じゃないんですけど、ひょんなご縁で。)
その新興宗教は、名称からしても宗教っぽさが薄いんですが、元来は宗教にする意図など教祖にはなかったのだそうです。「勉強会」を作りたかったそうで。
ところがやっぱり宗教法人にすると旨みが色々ありまくるんで、お役所へ申請したところ、「何か拝む対象がモノとしてなければ駄目」と言われたっていうお話でした。「例えばツボとかぁ、水晶とかぁ、観音様だとかぁ……」と。
それで結局その教祖は、「あっ、じゃあ自分を拝ませよう!」ていうヒラメキを得て、「我はなんとかな〜り!我を信ぜよ〜!」と始めたのだそうでした。で、お役所の審査にも見事、合格。宗教法人の仲間入りができ今に至る、ということです。
だから、あのホテルの観音様も、「ラブホテルに観音様」と聞くとすごく変ですけども、あれがなかったら宗教法人として認められなかったのでしょう。
別にラブホテルの経営者が悪趣味だったわけじゃあないんで、ラブホテル側の名誉のため(笑)記しておきます。


さて、宗教法人も「公益法人等」の中に含まれる一つですが、先日は漢検も逮捕されましたね。
漢検は実態が単なる同族企業でありましたが、実は「公益法人等」には同族企業が多いという事実は、やっぱり皆さん常識でしょうか?
特に(漢検もそうでしたが)教育関連には同族が多い気がします。


公益法人等」には学校法人もありますが、例えば大学受験の三大予備校も、全部、同族経営による学校法人です。
Yゼミナールは正式には高宮学園と言って、高宮一族の学校。
K塾も、河合一族。S予備学校は山崎一族の学校です。
他にも一部、例を挙げますと


学校法人近畿大学:世耕一族
学校法人東海大学松前一族
帝京大学グループ:冲永一族
都築学園グループ:都築一族
加計学園グループ:加計一族
学校法人洗足学園:前田(森)一族


等々……。


このうちS予備学校は先日、12億円の申告漏れで、これまたマルサが入りましたが、


http://mainichi.jp/select/biz/news/20090601ddm041020074000c.html


これは、学校法人として認可されていない系列校の授業料まで非課税扱いで計上しちゃった事実に突っ込まれたものでした。
単純に経理が素人で、エクセルが上手く使えなかったり税法全く知らなかった可能性もあり悪質性についてはグレーですが、あるいは「もっと儲けちゃおうぜ」という作為があった可能性だって否定する証拠はありません。
というか、複数の学校法人を渡り歩いて来た私から観察結果を発表させていただきますと、教育産業(私立学校含む)には異様に儲けへの執着心が強いです。(Sもそう、とは一言も書いておりませんので念のため。)


Wikipediaによりますと、同族経営の旨みには「本来自分が得る分の収入を家族に分散させることにより、税金を削減できる」というものがあります。
加えて公益法人になっちゃえば、法により軽減税率に基づく納税が可能となります。これは究極のボロい商売ではないですかねぇ?
学校法人になるためには多数のハードルがあるため、なかなか同族経営による塾・予備校でも学校法人格でやっているところは少ないですが、経営者一族の心中は憧れで一杯かも分かりません。


冒頭に書きました宗教法人ラブホテルのケースは、何やら特殊な事件という目で世間から見られ、経営者らが批判を浴びておる感がありますが、何も特殊な話じゃない。「公益法人等」てのは、旨みの多い企業形態として結構、使われてるんですよ、ということが書きたくて、書きました。


以上、「誰だって知ってるニュース」でした。(笑)


#日記タイトル変えようかな?(^^;